Crypto.com Coinという仮想通貨をご存知ですか?
Crypto.com Coinは、2020年時点、仮想通貨時価総額ランキングで上位にランクインしている仮想通貨です。
2020年では、急激に知名度が高くなったことで注目がより集まりました。
本記事では、アルトコインの一つであるCrypto.com Coin(CRO)の基本情報から、今後の将来性や特徴、技術について幅広く解説いたします。
Crypto.com Coin(CRO)とは?
運営会社 | Crypto.com |
時価総額 | ¥185,726,088,113 JPY |
時価総額ランク | 16 |
過去24時間取引量 | ¥5,127,564,478 |
24時間変動額 | ¥0.098905 JPY |
24時間変動率 | (1.06%) |
Crypto.com Coin(CRO)は、初めはモナココイン(MONACO)という名前の仮想通貨でした。
しかし、2018年にリブランディングを行い、名称が現在のCrypto.com Coinに変更されました。
Crypto.comが発行するトークンがCROです。
Crypto.comには、CROというトークンともう一つ、MCOです。これら二つのトークンは性質が異なります。
Crypto.com Coin (CRO)は、Crypto.comのブロックチェーン上での支払いや取引所でのステーキング報酬として使われるユーティリティトークンです。
Crypto.com Coin(CRO)の運営会社
ここでは、Crypto.com Coinを発行している会社であるCrypto.comについて、詳しくご紹介いたします。
仮想通貨に投資する際は、その運営会社、開発会社の信頼性もとても大切です。
しっかり、安全で信頼できる会社なのかをここでは確認していきましょう。
Crypto.com Coinの運営会社
香港拠点のブロックチェーン関連の会社です。
Crypto.comは、全世界で3百万人以上が利用し、仮想通貨のエコシステムをメインに運営している会社です。
Crypto.comのアプリは勿論のこと、MCO VISAカード、独自ブロックチェーン、仮想通貨取引所を始めとし、様々な面で活動し提供しています。
Crypto.com Coin開発チーム
日本生まれのナガハマ氏を、2020年日本のゼネラルマネージャーに起用して話題となりました。
ナガハマ氏は、決済における分野で20年以上の経験があり、技術系スタートアップのコンサルティングを務めてきました。
ビッグ4の1つのコンサルティング会社PricewaterhouseCoopers(PwC)では、プロジェクトやソリューション開発を主導している方です。
Visa International Asia-Pacific LLCではグローバルネットワークプロセス代表として、日本市場における戦略的イニシアチブを14年間担っています。
Crypto.com Coin(CRO)の技術
2020年アジアで初めて元々Monacoとして知られていたCrypto.comは、仮想通貨Visaデビットカードの発行を申請したことで話題になったことも記憶に新しいです。
そのプリペイドカードは、VISAプリペイドカードとして全世界4,000万のVISAの加盟店で使うことができます。
そして、現金を借りるときですが、MCOトークンを保有して借りる場合では金利手数料が変わるのが特徴です。
他の仮想通貨に比べて、手数料が低いのでお得に利用することが出来ます。
Crypto.com Coin(CRO)の特徴
Crypto.comは、Visaと提携してMCO Visa Cardという名称のデビットカードを作成しています。
また、Crypto Earnというサービスをアメリカで提供しています。この仕組みは、仮想通貨を預けることで年利最大8%の運用益を受け取ることができます。
そして、引き出せる期間は最低1年など長い期間はなく、ある一定の期間を過ぎればいつでも引き出すことが出来ます。
ここでは、Crypto.com Coinの特徴をより詳しくご紹介いたします。
Crypto.comが運営している
この会社は、Crypto.comが運営している会社です。
この会社は元々別の仮想通貨で有名でしたが、2018年にリブランディングしてCrypto.com Chainに変わりました。
様々なシステムと取り入れていることで話題にもなっており、CROの保有数に応じてキャッシュバック機能があるVISAプリペイドカードを作成しています。
また、Crypto.com独自のアプリを開発することでより使いやすくなりました。
アプリが使いやすい
Crypto.comは元々仮想通貨が含まれているデビットカードなども扱っています。
そのCrypto.comが、iOSとAndroid対応のアプリを提供しています。
Open Payments Coalitionが開発したPayIDをアプリに統合することでより使いやすくなりました。
IDを1つ持っておくだけで他のPayIDを利用している方々との送受金が簡単に出来るようになりました。
そのため、仮想通貨のアプリの中でもより使いやすいと言えます。
また2020年の9月からはXRPの積立投資を開始し、最大10,000ドルまでの購入が可能になりました。
次世代決済サービスである
Crypto.comは、デビットカードによって仮想通貨の決済を行うことを目的としています。
Visaと提携することで、MCO Visa Cardという名称で発行しています。ある一定期間、デビットカードにMCO(Crypto.com)を保有すると、その保有のしている金額に応じて特典が用意される仕組みになっています。
また、利用した分だけの報酬を受取ることができるような決済サービスです。
しかし、子会社への業務停止命令によって、2020年6月26日より欧州にて利用不可能となっています。
CROトークンを発行している
元々あったモナココインは、Crypto.com(MCO)として名前を変えて残ることになりました。
一方新しく名前を変えたCrypto.com Chainは、Crypto.comというスイスに拠点を構える企業によって発行されるトークンになりました。
Crypto.com(MCO)の総供給量は1,000億CROとなっています。
Crypto.com Coin(CRO)の将来性
その年の3月には、1,000%の上場を記録するだけでなく時価総額もトップ圏である20位にランクインしていました。
アプリの開発を進めながら想通貨Visaデビットカードの発行もアジアで初めて行いました。
それだけでは止まらず、翌年の2020年7月には仮想通貨イーサリアムの時価総額を上回ったことで話題になりました。
このような経済不況の中で大きく進化し、市場拡大に向け日本人のゼネラルマネージャーを起用しています。
今後、多くの仮想通貨取引所へ上場することへの期待が大きく向けられています。
Crypto.com Coin(CRO)のおすすめ取引所
取引所と言っても、数多く有り国内外有名な大手の取引所も沢山在ります。
そのような中で、特におすすめの取引所である、BinanceとBittrex、OKExそしてKuCoinに絞りご紹介します。
Binance(バイナンス)
取引所名 | Binance(バイナンス) |
最大レバレッジ | 最大125倍 |
取り扱い通貨数 | 1,000種類以上 |
追証制度 | なし |
スマホアプリ対応 | あり |
日本語対応 | 非対応 |
Binance(バイナンス)は、香港を拠点とする世界最大級の仮想通貨取引所です。
Binanceでは、Crypto.com Coinがすでに上場していますので、取引が可能です。
Binanceの特徴は、手数料の安さと1,000種類以上もの仮想通貨を取り扱っているところです。
Binanceの手数料は0.1%で、「BNB」というBinanceが発行している取引所トークンで取引すれば、手数料が0.05%と破格です。
Binanceの取り扱い通貨の数は1,000種類以上ととても豊富で、ビットコインやイーサリアムといったメジャーな仮想通貨に加えて、「草コイン」と言われるマイナーな仮想通貨も取り扱っています。
Bittrex(ビットレックス)
取引所名 | Bittrex(ビットレックス) |
最大レバレッジ | 最大100倍 |
取り扱い通貨数 | 250種類以上 |
追証制度 | なし |
スマホアプリ対応 | あり |
日本語対応 | 非対応 |
Bittrex(ビットレックス)は、アメリカネバタ州に拠点とする仮想通貨取引所です。
Bittrexの特徴は、仮想通貨取引所の中でもトップクラスの取り扱い通貨の数です。
Bittrexは多くのアルトコインや草コイン、新規上場コインと豊富な種類の仮想通貨を取り扱っています。
他の取引所では取り扱っていない仮想通貨も取引できるため、多くの投資家が利用しています。
ちなみにBittrexでは基本的に現物取り扱いのみとなります。
OKEx(オーケーイーエックス)
取引所名 | OKEx(オーケーイーエックス) |
最大レバレッジ | 最大100倍 |
取り扱い通貨数 | 100種類以上 |
追証制度 | なし |
スマホアプリ対応 | あり |
日本語対応 | 非対応 |
OKEx(オーケーイーエックス)は、2014年に創業した中国の仮想通貨取引所で、中国三大仮想通貨取引所の1つです。
OKExは、以前は香港を拠点としていましたが、現在はマルタ島を拠点としています。
OKExの特徴は、日本では取り扱っていないアルトコインのレバレッジ取引ができるところです。
取引の方法も、インデックス取引や先物取引などさまざまな取引方法で行えます。
また、OKExでは独自のトークンを発行しているので、毎週金曜日に取引手数料の50%分を独自のトークン保有者に還元しています。
この仕組みのおかげで、独自トークンを保有しておくだけで毎週保有枚数が増やすことができます。
KuCoin(クーコイン)
取引所名 | KuCoin(クーコイン) |
最大レバレッジ | なし |
取り扱い通貨数 | 200種類以上 |
追証制度 | なし |
スマホアプリ対応 | あり |
日本語対応 | なし |
KuCoin(クーコイン)は、香港に拠点を置く仮想通貨取引所です。
KuCoinは2017年に設立したまだ歴史の浅い取引所ですが、他の取引所では取り扱っていないマイナーな通貨も多数取り揃えているためマイナーコインの保有者からから人気のある取引所です。
また、同じ香港に拠点を置くBinanceと共通している部分もあるため、「第二のBinance」になるのではないかと期待されています。
Crypto.com Coin(CRO)の注意点
Crypto.com Coinに投資する上での注意点をここでは、わかりやすくご紹介いたします。
投資は自己責任が基本となりますので、よく理解して投資をスタートしましょう。
価格変動に注意する
2020年現在、価格がうなぎ上りであるCrypto.com Coinですが、VISAデビットカードが欧州で停止になるなどのアクシデントも実際に起っています。
そのようなことを考えると、急な価格変動も可能性として十分に考えられるので、リスク管理をしっかりとしておくことが必要ですね。
国内取引所では取り扱いがない
国によって認められる取引所の条件は異なり、日本で取引所として承認されるにも条件があります。
その条件での承認が許可されていないため、日本での仮想通貨取引所では取り扱いがありません。
そのため、海外取引所でCrypto.com Coinを取引する必要があります。
現在では、Binance等の大手取引所に上場していますので、簡単に取引を行うことが可能です。
日本ではまだ情報が少ない
海外に暮らしている日本人の方は、取引をしたこともあるかもしれませんが、日本では仮想通貨が取引することが出来ないため、情報は海外の情報が多くなってしまいます。
まだ、日本ではマイナーな仮想通貨に分類されている為、日本語での情報が少ないのです。
最新の情報を知りたい方は、英語で調べてみるなどする必要があります。
英語がわからない方でも、翻訳ツールで大体何が書かれてあるかわかりますので、ぜひ、利用してみてください。
Crypto.com Coin(CRO)のおすすめウォレット
ウォレットと言っても、かなり多くの種類があります。
ウォレットによって、セキュリティーの高さや仮想通貨取り扱いの種類なども異なってきます。
その中でも、Crypto.com Coinを取引している方へおすすめのウォレットを2つをご紹介いたします。
Ginco
Ginco(ギンコ)は、高いセキュリティを誇る次世代の仮想通貨ウォレットです。
Gincoの特徴であるセキュリティーの高さは、端末にしか資産へのアクセス権がないクライアント型方式を採用し、これによってハッキングされるリスクを下げています。
それに加えて、バックアップキーによって端末の紛失や盗難、故障のリスクにも対応しています。
対応している通貨は、ビットコインやイーサリアム、リップルなどのメジャーなアルトコインに対応しています。
また、Gincoのアプリはシンプルで使いやすいデザインとなっていて、日本語にも対応しています。
銀行口座や本人確認など面倒な手続きが必要ないため口座登録もとても簡単です。
決済や送金をする時も不必要な手数料を払う必要はありません。
Ledger Nano S
Ledger Nano S(レジャー・ナノS)は、ハードウェア型のウォレットで、ハードウェアウォレットの中でも定番の商品です。
Ledger Nano Sの特徴は、汎用性が高く、多くの種類の仮想通貨を保存できるところです。
また、Ledger Nano Sは高いセキュリティ性を誇っているため、仮想通貨の投資を本格的に行うプロトレーダーなども愛用しています。
他にも最新モデルのLedger Nano Xもありますが、従来モデルであるLedger Nano Sでも、3〜20のアプリを保存することができ、機能的にこちらでも十分と言えます。
まとめ:Crypto.com Coin(CRO)をよく理解して投資しよう!
いかがでしたか。
Crypto.com Coinは、2018年に名前を変更してからというもの、2019年に金額が急上昇そして2020年にはアジア初のデビットカードでより活躍しています。
Crypto.comのアプリも開発した当初に比べより進化しています。これからの日本進出に期待したい仮想通貨と言えます。
ぜひ、Crypto.com Coinの投資を行う方はBinanceをおすすめします。