あかねさん
こうきさん
10円以下で買える草コインとして知名度もあるIOST。
一時高騰を見せたことで、目を付ける人が増えてきたIOST(アイオーエスティー)。
これから価格が上がるならたくさん買っておきたい!というユーザーも多いのではないでしょうか?
今回の記事では、そんなIOSTの基本情報と今後の価格に影響する現在状況について説明し、国内取引所での購入方法についても触れていきます。
- IOSTはブロックチェーン上で分散型アプリケーションを開発することができる
- IOSTが採用するPoBは代表的なコンセンサスアルゴリズムであるPoWやPoSよりも処理能力が高い
- IOSTは流行中のNFTやDeFiの開発も可能
- IOSTの現在価格は2円台
- 過去には14円台まで価格が高騰したことがあり、2021年も2度価格高騰が起きている
- 需要はあるブロックチェーンなので、将来性も期待できる
- IOSTの価格上昇にはインパクトのあるプロジェクトと今以上の需要が必要
仮想通貨IOSTの基本情報と特徴
IOSTの基本情報とともに、特徴について紹介していきます。
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)の基本情報
開発者 | IOST財団 |
---|---|
ティッカーシンボル | IOST |
時価総額 | ¥48,816,724,572 |
現在価格 | ¥2.70 |
史上最高価格 | 13.96円
(2018年1月24日) |
ホワイトペーパー | https://whitepaperdatabase.com/ios-token-iost-whitepaper/ |
IOSTは、「Internet of Services Token(インターネット オブ サービス トークン)」の頭文字です。
その目的は、ブロックチェーン技術を利用して様々なサービスやプラットフォームを開発できるようにすることにあります。
実際の活用例として、エバーシステム株式会社とプラクス株式会社の共同プロジェクトである「▢プラス」があります。
同プロジェクトは、IOSTのブロックチェーン上でアプリを開発し医療データを共有することが目的です。
ブロックチェーン上でデータを保管し共有することで、より高度のセキュリティをもって管理することができ、さらにビッグデータとして研究に利用することも可能となります。
仮想通貨IOSTが採用する「PoB」
IOSTが採用するPoB(プルーフ オブ ビリーバビリティ)は、従来のPoWやPoSよりも処理能力が高い
IOSTが採用するコンセンサスアルゴリズムはPoB(プルーフ オブ ビリーバビリティ)です。
バリデータの信頼度によって、「ビリーバブルリーグ」と「ノーマルリーグ」に振り分けされ、それぞれで処理が行われます。
信頼度は、ユーザーの持つトークン保有量やコミュニティへの参加度合などを計算することでスコアを算出します。
このスコアが高ければ高いほど信頼度が高いとされ、ブロック生成を素早く行うことができます。
ただしこの信頼度は積み上げ式ではなく、ブロック生成の度にリセットされその都度算出されるようになっています。
このコンセンサスアルゴリズムによって、従来のPoWやPoSよりも高い処理能力を発揮することができます。
ブロックチェーン上で新たなブロックを生成し、取引や契約を完了する際に必要な「合意形成」の方法のこと。
ビットコインなどはPoW(プルーフオブワーク)と呼ばれ、マイニングと呼ばれる計算をすることによって合意形成が成される。
他にも、PoS(プルーフオブステーク)、PoI(プルーフオブインポータンス)、PoS(プルーフオブコンセンサス)などがある。
仮想通貨IOSTはJavaSprictが使用可能
IOSTではJavaSprictが使えるので、IOST上でアプリケーションを簡単に作成できる。
IOSTのブロックチェーン上では、Dappsを開発することができます。
Dappsを開発できるブロックチェーンはIOSTに限らずたくさんありますが、ポイントはIOST上だとJavaSprictを使って開発ができるという点です。
様々なプラットフォームやアプリケーションを作成するプログラミングにおいて、JavaSprictは非常にメジャーで多くのプログラマーが利用する言語の一つです。
それを使ってDappsを作成することができるので、ブロックチェーンに馴染みのない開発者でも参入しやすくなるというメリットを生み出します。
Dapps(ダップス)とは、日本語で分散型アプリケーションのこと。
多くのアプリケーションは中央管理者が存在しアプリケーションを管理したり仲介したりする。
このため基本的にはソースコードが非公開で、管理者によってメンテナンスされている。
これに対して分散型アプリケーションは、ブロックチェーン技術を利用することでそうした管理やメンテナンスを全て自動化し、中央管理者を必要としないようになっている。
このため、ソースコードは公開されている場合が多い。
Dappsのメリットは、中央にデータが集約されるわけではないので情報漏えいのリスクが大きく下がること、またサービスの停止や制限などがなくなること、さらにデータを自分で管理できるなどである。
一方で管理者がいない分、トラブルや間違いが起きてもすべて自己責任となるデメリットがある。
仮想通貨IOSTはEDSでスケーラビリティ問題を解消
従来のブロックチェーンが抱えるスケーラビリティ問題を解消するための技術が使われている。
IOSTには、EDS(エフィシェント ディストリビューティド シャーディング)という技術が使われています。
この技術は従来のブロックチェーンが抱える処理速度の遅延や手数料の高騰といった問題を解消するために、処理作業を分割し同時に処理を進めることができるようにしています。
過去に高騰!仮想通貨IOSTの現在価格
IOSTの現在価格とチャートをもとに過去の推移を振り返っていきましょう。
仮想通貨IOSTの現在価格とチャート
IOSTの現在価格(2021年1月28日)は2.70円です。
初上場時、約3円だったIOSTの価格は直後に約14円まで高騰しています。
しかし2019年に入ると価格は落ち着き、1円からそれを下回る額で推移していました。
2021年に入ると、仮想通貨市場が大いに沸き立った影響を受けて、IOSTの価格も上昇を見せています。
4月と9月に約8.7円に近づく高騰を見せ、その中で格闘家の朝倉未来氏が億り人になるなど、大いに利益をあげたユーザーが相次ぎました。
その頃に比べると価格は落ちていますが、今年1月22日に2.3円近くまで落ちていますので、それよりは上がっている状態となっています。
仮想通貨IOSTは上場早々価格が高騰
草コインの上場とともに価格が高騰する例はたくさんあります。IOSTもその一つです。
約3円から一気に約14円まで高騰していますが、その後大量の売却によって価格は落ちています。
しかも2019年から2021に入るまではずっと価格が上がらず低迷していました。
ただ、この間を我慢して待っていた長期保有者たちは、2021年の高騰で大きな利益を生むこととなりました。
仮想通貨IOSTの将来性と2022年予測
2021年に復活を遂げたIOSTの2022年はどうなっていくのか、将来性と予測について紹介していきます。
仮想通貨IOSTと注目が集まるDeFi
IOST上で様々な分散型アプリケーションを作成できるということは、昨今注目が集まっているNFTに関連するプラットフォームやDeFiの開発もできるということです。
つまり、IOST上でこれらの開発を進める企業が増えてれば、自ずと価格も上昇してくるはずです。
IOSTを利用したプロジェクトが行われているかどうか、直近のニュースをチェックする必要があります。
日本語で分散型金融のこと。
ブロックチェーン上では金融サービスが構築できるが、その内の分散型のもので中央管理者が存在しない。
例えば、仮想通貨取引所は通常CeFiと呼ばれる中央集権型金融サービスとなっており、バックに運営会社が存在し取引所を運営している。
運営会社は取引所のユーザーのサポートやシステムのメンテナンスなどを行い、ユーザーから手数料やスプレッドをもらうことで収益としている。
DeFiはこの運営会社の部分が存在せず、ブロックチェーン技術を利用した自立型の金融サービスとなっている。
このため手数料の削減や処理速度の向上が可能となり、最近注目を集めている。
仮想通貨IOSTと直近のプロジェクトニュース
直近のIOST関連プロジェクトを2つ紹介します。
RIZIN FIGHTING COLLECTIONの運営で知られているNFT-Japan株式会社が、IOST財団と関連プロジェクトに関して相互提携を結ぶことを発表。(2021年9月)
社名の通り、同社はNFTと格闘技を掛け合わせた事業を展開している。
その上でIOSTとの提携をはかり、さらなる事業の展開をはかっていくことが予想される。
Yokozuna Finance
DeFiと相撲を掛け合わせたゲーム要素を取り入れたプラットフォーム。
力士NFTの番付を上げていくことを目的とする。
力士NFTをステーキングすることで、同プラットフォームで発行される$ZUNAと利息を得ることができる。
将来的には、現実の力士の力となるサービスを提供していく予定。
他にも、日本企業との提携が増えてきているIOST財団。
日本で人気のある通貨のため、IOSTは日本に狙いを定めているようです。
昨年10月には日本ブロックチェーン協会の正会員として加盟を果たし、ますます日本での人気を高めているところです。
2022年3月まで仮想通貨IOSTの今後
IOSTは現在、2~3円台で推移しています。この価格はちょうど、上場直後の価格と似ています。
過去には、このラインを下回って1円台を下回っていた時期もありました。
まず、2021年から現在まで1年ほどのチャートを見ると、低迷時期の価格まで下がる可能性は低いでしょう。
昨年ビットコインが史上最高値を更新し、仮想通貨市場が軒並み上昇した時のIOSTは約8.7円まで高騰しています。これが今後の一つの基準となってきます。
この価格に再度到達する、あるいはこれを超えるとなるともっと大きなIOSTに関するニュースが必要となります。
IOST関連のプロジェクトはそれぞれ進んでいますが、どれも現状では市場が動くほどのインパクトはありません。
今後、価格が上がるとしたらインパクトのあるプロジェクトの発表や、大手企業との提携などが鍵となってくるはずです。
また、現在はどの通貨もアメリカの金融引き締めの影響を受けて、低迷しています。
このため、まずは金融市場自体が落ち着いてビットコインの価格が回復しないとIOSTの価格も上昇が見込めないでしょう。
仮想通貨IOSTを取引できる仮想通貨取引所
IOSTは海外でも国内でも取引することができます。
- Binance
- MEXC
- KuCoin
- Bybit
- Coincheck
なお、現物取引はできませんがOKCoinJapanでIOSTのステーキングサービスが開始されました。
仮想通貨IOSTコインチェックでの購入方法
ここでは、大手国内取引所であるコインチェックでIOSTを購入する方法を簡単に紹介します。
コインチェックでは、販売所形式でのみIOSTを購入することができます。
- コインチェックの口座に日本円を入金する
- ブラウザの販売所かアプリからIOSTを選択して購入する
販売所形式でIOSTを売買すると、購入時・売却時どちらの場合でもスプレッドが発生します。
取引所形式で買うよりも高くつくので、海外取引所を利用できる場合はそちらの方がお得に購入できるためおすすめです。
仮想通貨IOSTまとめ
IOSTは過去に何度か高騰を見せたコインです。
最近ブームのNFTやDeFiなどの分散型アプリケーションを開発することができるブロックチェーンプラットフォームのため、需要もあります。
価格が上昇するポイントは、もっと話題性のあるプロジェクトが取り上げられたり需要が高まったりするところにあります。
今年に入って仮想通貨市場は低迷しているため、まずは仮想通貨全体がこの流れから抜け出し、かつIOSTが他のブロックチェーンと一線を画す何かがあれば、また価格は高騰するでしょう。
分散型アプリケーションを開発できるブロックチェーンは他にも多数存在するため、競争は激化していきます。
この中でIOSTが抜きんでるためには、他との差別化に一層注力する必要があるでしょう。
IOST周辺のニュースや開発状況をチェックして、見守っていくことが今できることでしょう。