あかねさん
こうきさん
もともとは草コインという扱いだったSHIB(SHIBA INU)という仮想通貨ですが、ここ最近は投資家の中で人気が上昇し始めています。
価格が高騰したこともあるSHIBの将来性には、この先も期待して良いのでしょうか?
今回は、注目を浴びているSHIBコインが気になり始めているという方が分かりやすいように、SHIBの今後や発行枚数、実際の買い方などについて細かく解説していきます。
人気上昇中の仮想通貨「SHIB(SHIBA INU)」とは?
2020年8月に世に登場した仮想通貨である「SHIB(SHIBA INU)」。
もともとは知名度の低い草コインでしたが、2021年現在は市場ランキング50位以内に食い込む勢いで急成長中です。
現時点では誰でも気軽に手に入れられる価格帯の仮想通貨なので、サブの投資通貨として多くの人気を獲得し始めています。
SHIBの基本データ | |
---|---|
正式名称 | SHIBA INU |
価格 | 約0.003147円 |
時価総額 | 約1.5兆円 |
開発者 | 不明 |
モチーフ | 柴犬 |
リリース | 2020年8月 |
市場ランキング | 31位 |
SHIBA最新ニュース
CoinDesk 20のリスト入り
SHIBは、四半期ごとに見直される「CoinDesk 20」にリスト入りしました。
今回はレイヤー1トークンであるAVAXとLUNA、メタバースの仮想土地トークンであるMANAの3つの仮想通貨とともにリストに加わりました。
クジラにより10%上昇
柴犬コイン(SHIB)は2021年12月21日に10%上昇しました。
クジラと呼ばれる1億4400万ドルを超える柴犬コインを保有している大口保有者がポジションを追加したことによる上昇と言われています。
仮想通貨取引所やプロジェクトのウォレットを除いた、上位1000のETHウォレットのデータを追跡するWhaleStatsのデータによるとクジラのウォレットは4兆SHIBを1億3400万ドル(約153億円)で購入したとされています。
dogeから派生した仮想通貨
ビットコインのパロディコインとして登場したdoge(ドージコイン)が、SHIBの元となる仮想通貨だといわれています。
そのためか、SHIBもdogeと同じく柴犬をメインシンボルに掲げて登場しました。
dogeに対抗する目的で作られた仮想通貨であるSHIBは、自分自身のことをドージコインキラーだと謳っています。
そのような自信を持ってリリースされた仮想通貨だけあって上昇率は申し分なく、たった1年でdogeに迫る勢いを確かに見せているのです。
需要の増加に伴い、複数の国外仮想通貨取引所で上場を果たしています。
開発者は明らかにされていない
SHIBの開発者が誰なのかは、現時点でも明らかにされていません。
リリース時に発表された開発者名には「Ryoshi」という偽名が使用されていました。
このRyoshi氏が何者なのかは一切判明していませんが、過去にもLEASH等のdogeに対抗する仮想通貨を作成している人物だということだけは知られています。
Ryoshi氏自身が書いたとされているブログの中で彼は自分自身のことを「何の影響も及ぼさない代替可能な人物」だと断言しており、今後も表舞台に姿を表す気はない様子です。
仮想通貨SHIBの発行枚数に上限はない
SHIBの発行枚数には上限が設けられていません。
上限がないため、需要がある限りSHIBは無限に発行され続けることになるのです。
ビットコインのような一般的な仮想通貨には発行上限が設けられていることが普通なので、SHIBはその点では比較的めずらしい仮想通貨だといえます。
dogeも発行枚数に上限を設けていない
SHIBのベースとなっているdogeも発行枚数に制限を設けていません。
SHIBはもともとdogeのミームコインとして開発された仮想通貨です。
インターネット上やSNS上で話題になったネタのような仮想通貨のことです。
ユニークな名前やモチーフの通貨が多く、ほとんどのミームコインは独自のコミュニティやファンの間でやり取りされています。
そのため、発行上限についてもdogeと全く同じ設定が設けられたものと考えられます。
発行枚数が制限されないため価値が下がりやすい
SHIBのように発行上限がない仮想通貨は価値が上がりにくくなります。
そもそも発行上限は、仮想通貨にある程度の希少価値を付与するために設けられるものです。
その証拠に通貨の価値が安定している以下のような仮想通貨の大半が、発行上限を設けています。
- ビットコイン:2,100万枚
- リップル:1000億枚
- ネム:8999,999,999枚
しかし、発行枚数に上限がないからといって必ずしも価値が低迷するわけではありません。
ビットコインの次に知名度の高いイーサリアムにも発行上限はありませんが、時価総額はビットコインに迫る勢いで上昇し続けています。
SHIBも今後の発展の仕方によっては、価値が上昇していく可能性は十分に考えられるでしょう。
意図的に「燃やす」ことで価値をコントロールしている
SHIBは発行枚数に上限がないため、際限なく取引可能な通貨が増えていくことになります。
しかし、そのままにしておくと本当に通貨の価値がなくなってしまう恐れがあるため、SHIBの開発チームは意図的にSHIBを「燃やす」ことで価値をコントロールしているのです。
仮想通貨を取引不可(もしくは取引困難)の状態にすることを「燃やす」または「バーン」するといいます。
SHIBは、Vitalik Buterin(イーサリアムの開発者の一人)のアドレスに送ることで燃やしたものと判断されます。
これまでにおよそ505兆個以上のSHIBが燃やされてきました。
今後も価値をコントロールするために、定期的にSHIBはVitalik Buterinのアドレスへ送られることになるでしょう。
仮想通貨SHIBの今後を見通すための材料
SHIBという仮想通貨が今後どのように推移していくのかは、以下のようないくつかの材料によってある程度判断することができます。
- イーロン・マスク氏による「柴犬」発言
- ETHのフリップニング効果
- SHIBが進めるユニークなプロジェクト
- SHIBaSwapでゲットできる独自トークンの普及
- SHIBaNFTの普及
イーロン・マスク氏による「柴犬」発言
SHIBのように柴犬をモチーフにしている仮想通貨は、総じてイーロン・マスク氏(テスラ社のCEO)の発言に大きな影響を受けて価格が変動する傾向にあります。
たとえば、2021年の3月にイーロン・マスク氏が「柴犬を買う」という旨の発言をしたところ、柴犬をモチーフにしている以下のような仮想通貨の価格が総じて上昇しました。
- doge
- SHIB
他にも、イーロン・マスク氏が柴犬の写真をアップしただけで、SHIBの価格が370%近くも上昇したこともあります。
そのくらい彼の発言には大きな影響力があるのは確かなので、SHIBの今後を見通すつもりならイーロン・マスク氏の発言を無視するべきではありません。
ETHのフリップニング効果
イーサリアムがフリップニングを起こすかどうかも、SHIBの今後に大きく影響してきます。
フリップニングというのは、イーサリアムの価格がビットコインの価格を上回るほど上昇して、市場が逆転することをさす言葉です。
ビットコインは今のところ、イーサリアムに大きく差をつけて市場のTOPに君臨しています。
しかし、今後イーサリアムの実用性が向上し需要が高まってくると、いずれビットコインよりも価値が上がってくる可能性は十分に考えられるのです。
フリップニング効果が表れた時には、ビットコインの代替通貨としてdogeやSHIBが選ばれる可能性があります。
そうなれば、SHIBの価格は一気に上昇するでしょう。
SHIBが進めるユニークなプロジェクト
SHIBの運営陣はユニークなプロジェクトをいくつか開催しています。
最も有名なプロジェクトは「Rescue」という柴犬救済募金です。
これは、Amazonの募金システムを利用したプロジェクトで、捨てられたり引き取り手が見つからなかったりする柴犬を助けたいと思っている方なら誰でも気軽に参加することができます。
このプロジェクトにより世界中の犬好きがSHIBのことを知り、どんどんとファンを増やしているのです。
このようなユニークなプロジェクトが今後も展開されることがあれば、さらにSHIBの知名度は上がり人気も上昇していく可能性があるでしょう。
SHIBaSwapでゲットできる独自トークンの普及
SHIBの今後を予想するなら、2021年7月に公開された独自のトークンをゲットできる分散型取引プラットフォーム「SHIBaSwap」が今後どう普及していくのかもチェックしておくべきです。
SHIBaSwapでは、今のところ以下のようなSHIBに関連のあるトークンを取得することができます。
- SHIB:メイン通貨であり、DEXに貯めておくと報酬としてboneがもらえる
- leash:SHIBよりも発行枚数が少ないトークンで、価値も高い
- bone:運営に対して直接投票することができるガバナンストークン
SHIBaSwapはさらに今後、ステーキング報酬が得られるようになったり、NFTの取り扱いが始まったりする予定があります。
SHIBaSwapのサービス展開はSHIBの価格に大きく影響するものなので、必ず注目しておきましょう。
SHIBaNFTの普及
SHIB運営陣は、持ち主が識別可能な非代替性トークンであるNTFも独自に提供しています。
7,777種類あるSHIBのオリジナルNFTは、「SHIBaNFT」というNTF売買取引所で購入可能です。
NFTをゲットして自身のサービスで利用できる独自NFTを新たに作成したいと考えている方はたくさんいます。
そのため、今後SHIBaNFTの人気がもっと上昇していく可能性は非常に高いといえるでしょう。
仮想通貨SHIBが持っている将来性
SHIBが持っている将来性については、今のところ以下のようなことが考えられます。
- SHIBが上場する取引所は今後も増える
- dogeのポジションを奪う可能性はある
- 価値が安定しないため長期トレードは危険
SHIBの今後の価格予想
SHIBの価格変動には著名人による発言が影響を与えています。
2021年3月には、テスラCEOのイーロンマスク氏によるが自身のTwitterの公式アカウントで以下の発言をしました。
I’m getting a Shiba Inu #resistanceisfutile
引用元:Twitter
イーロンマスク氏が「I’m getting a Shiba Inu(柴犬を買う)」というツイートをしたことに影響されて、Dogeコインは価格が最高値の0.08ドルまで上昇しました。
同様にSHIBA INU (SHIB)の価格も300%近く急騰しました。
その後もマスク氏が柴犬に関連する発言をするたびにSHIBA INU (SHIB)の市場価格が高騰しました。
他にも6月に「My Shiba Inu will be named Floki(柴犬に”Floki”と言う名付ける)」と発言した時はSHIBA INU (SHIB)は17%上昇しています。
Floki has arrived
引用元:Twitter
SHIBは2021年10月に過去最高値をつけて順調に価格を上昇させましたが、イーロンマスク氏がSHIBを保有していないことを明らかにすると15%も価格が下落しています。
仮想通貨は著名な企業家や投資家などの発言によって、将来性が見込まれたり、価格を大きく変動させることは珍しくありません。
SHIBの今後の価格変動にはこのような著名人の発言や動向に注目しましょう。
SHIBが上場する取引所は今後も増える
SHIBは今のところ一部の取引所でしか上場を果たしていません。
ですが、上場している取引所は以下のようにほとんど大手のブローカーばかりなので、今後SHIBの力がもっと強くなってくれば中小ブローカーもSHIBの取り扱いを開始する可能性は高いと考えられます。
- Binance
- Huobi
- OKEx
上場する取引所が増えれば、SHIBの取引量は増え価値も上昇していくでしょう。
dogeのポジションを奪う可能性はある
SHIBはdogeに対抗するために開発された仮想通貨なので、いずれdogeのポジションを奪っていく可能性は考えられます。
実際、2020年にリリースされてからのSHIBの成長率はすさまじく、一時期は30日間で39,357%以上の高騰状態を発生させたこともあるほどです。
その勢いはdogeどころかビットコインやイーサリアムさえも超えるのではないかと思われるほどですので、今後の展開によっては市場ランキングのもっと上位に食い込む可能性も否定できません。
価値が安定しないため長期トレードは危険
SHIBはまだまだ登場して間もない新規仮想通貨なので、相場が安定していません。
相場の安定しないSHIBで長期トレードをしてしまうと、暴落するリスクが高まります。
そのため、今後投資目的でSHIBを買う場合は長期トレードよりも、短期トレードで利益を狙っていった方が良いでしょう。
相場が安定しない分、高騰するタイミングで上手く取引ができれば、少ない投資額で大きな利益を得ることも夢ではありません。
仮想通貨SHIBを手に入れられる取引所
SHIBを取り扱っている取引所は、残念ながら国内には存在していません。
SHIBを実際に買うことができるのは、以下のような海外の仮想通貨取引所に限られます。
- Bybit
- Binance
- gate.io
Bybit
Bybit(バイビット)は2018年に設立されたシンガポールに拠点を置く、とても使いやすいおすすめの仮想通貨海外取引所です。
サーバーが強くて軽いため使いやすいと大人気のBybit。
銀行を使った振込入金や新規注文(現物取引)など、主な手数料が無料になっている点も使いやすいポイントです。
なお公正価格マーキングとは、Bybitが独自に用意している仕組みを指します。
公正価格マーキングがあることで適正価格から大幅に外れないようにしてくれるため、安心して取引できるでしょう。
使いやすいと大人気のBybitが気になった方は、この機会にサクッと無料登録されることをおすすめします。
Binance
Binanceは日本語対応が十分できている大手の国外仮想通貨取引所です。
取引ができる仮想通貨が350種類以上もあり、SHIBのような知名度の低い通貨も扱っています。
手数料が一律0.1%と安く、レバレッジも125倍までかけられるので、少額取引から始めたいという初心者の方にもおすすめの取引所です。
gate.io
ケイマン諸島に本拠地を構えているGate.ioは、日本在住のトレーダーも利用することができる国外仮想通貨取引所です。
AndroidでもiOSでも扱うことができるアプリが人気で、口座開設方法もシンプルだと評判を呼んでいます。
取引コストが基本無料なので、安く取引を始められるSHIBとは相性の良い取引所だといえるでしょう。
仮想通貨SHIBの具体的な買い方
SHIBを購入する具体的な方法ですが、日本人がSHIBを買う場合は少し工程が多くなるので注意が必要です。
- 国内の仮想通貨取引所でBTCなどを買う
- SHIBを買える海外業者で口座を作る
- 国内業者で買ったBTCを口座開設した海外業者に送金
- 送られてきたBTCでSHIBを買う
国外の取引所では基本的に日本円を直接入金することができません。
そのため、一度日本円をビットコインなどの仮想通貨に換金し、Bybitなどの海外業者に送金してからSHIBを買う必要があるのです。
お得に入金するならビットフライヤーのリップル送金
結論、海外取引所でお得に仮想通貨を取引するなら、国内取引所から送金するのが経済的です。
ビットフライヤーでリップルを購入し、バイビットに手数料無料で送金するのが経済的です。
誕生して間もないSHIBですが、本家のdogeと同じぐらい市場価値は上昇してきています。
SHIBの運営陣がこのまま面白いプロジェクトを進めてくれれば、SHIBの名前は今よりももっと世界中に広まっていくでしょう。
SHIBは価格が高騰するタイミングで大きく稼げるチャンスがある仮想通貨ですので、気になる方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?