仮想通貨レンディングの海外取引所10選｜取引所ごとの年率比較やレンディングの流れを解説！

仮想通貨では、取引をする以外に利益を出す方法として、レンディング（貸仮想通貨）が知られています。 レンディングとは、保有している仮想通貨を貸し付け、その金利で利益を出す方法です。

仮想通貨レンディングを用いれば、実際に取引をせずに安定的に利益を出すことができるため、多くの投資家が注目しています。 日本でも仮想通貨を一定量保有している方は、レンディングで利益を出したいと思っている方もいることでしょう。

この記事では、仮想通貨レンディングを始めるための基礎知識をわかりやすくご紹介します。

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メリット　｜　入金方法　｜　国内vs海外

仮想通貨レンディングとは？

仮想通貨レンディング（貸仮想通貨）とは、英語で「lend」とは貸すことことを表しています。 仮想通貨を保有している投資家が取引所へ貸し出し、期間と貸し付ける数量を決定し、利息を受け取ることができるサービスです。

誰でも簡単に仮想通貨を貸し付けることができるので、海外ではかなり大きなマーケットになっています。レンディングで仮想通貨を預ける場所は、取引所と言われ、貸し手と借り手を仲介しています。

仮想通貨レンディングに特化した業者もありますが、仮想通貨取引所がレンディングサービスを提供している場合も少なくありません。

仮想通貨レンディングのメリット

仮想通貨のレンディングには以下のようなたくさんのメリットがあります。

レンディングのメリットについて順に詳しくご紹介いたします。

初心者でも利益が出せる

レンディングは、保有している仮想通貨を貸し出すだけですので、取引で利益を得るよりもリスクが少ないと言えます。

そのため、初心者でも安定して利益を出すことができます。 取引で無駄に損失を出したくない方、仮想通貨を多く保有してる方は、ぜひレンディングを行ってみてはいかがでしょうか。

年率が非常に高い

仮想通貨レンディングは、年率が高いことがメリットです。

仮想通貨を預けることで、銀行預金で得られる年率よりも遥かに高い利益を得ることができます。 銀行預金では、総じて0.01%の利息しか得ることができません。

それと比較すると、レンディングは、ある一定量の仮想通貨を保有していれば、確実に利益を安定して得ることができます。

取り扱い通貨数が多い

海外取引所にはレンディングができる仮想通貨が豊富に取り揃えられています。 そのため、海外取引所を利用することで、様々な種類の仮想通貨でレンディングを行うことができます。

様々な仮想通貨の選択肢の中から最適なものを選べるため、利益を上げる機会を増やしたい方は、海外取引所でレンディングを行いましょう。

すぐに始められる

仮想通貨のレンディングには、面倒な手続きがないため、始めたいタイミングですぐに始めることができます。

また一部の海外取引所では、本人確認もなしでレンディングを始めることがで来ます。 資産を速やかに増やしたいと考える人にはおすすめの方法です。

信用情報のチェックが必要ない

レンディングを行う場合、実質期には仮想通貨を貸貸しているということになりますが、信用情報のチェックなどがありません。 海外取引所のレンディングサービスでは、本人確認などが必要ないところも多くあります。

そのため、最低限の個人情報を登録するだけで、即日レンディングを行うことができます。 これから海外仮想通貨のレンディングを始めたいという方にはBybitがおすすめです。

仮想通貨レンディングのデメリット

一見、安定して仮想通貨で利益を出すことができるレンディングですが、デメリットはあるのでしょうか。

ここでは、以下のようなレンディングのデメリットについて、わかりやすくご紹介いたします。

セキュリティでの不安要素、取引所破綻の可能性

レンディングを行う取引所は、年率もそうですが、セキュリティ、取引所の破綻の可能性があるかで決めるべきです。 レンディングにあたり仮想通貨を預けるわけですが、その取引所が破綻してしまった場合、あなたの資産は戻ってこない可能性が高いでしょう。

取引所が破綻するということは、滅多にないことですが可能性がゼロとは言い切れません。そのため、破綻リスクが低い取引所を選ぶことが最重要です。

レンディングしている期間は資産を移動できない

レンディグを行っている期間は、初めから決められています。 そのため、途中解約となると途中解約の手数料がかかります。

基本的には、レンディング中は、資産を移動することができないので、急なビットコインの下落などでも、損切りをすることはできません。

仮想通貨レンディングのシミュレーション

仮想通貨取引所によって、レンディングで得られる金利の%（パーセンテージ）は変わってきます。 そのため、金利の高い取引所でのレンディングをおすすめします。

ここでは、GMOコインでのレンディングシミュレーションを通して、実際にどれくらい利益を得られるのかを確認してみましょう。

ビットコインでレンディングするといくらの利益になる？

GMOコインでは、年率1%と年利３％を用意しています。 日本の取引所なので、海外取引所のレンディングサービスに比べるとかなり低めの年利が設定されています。

年率は、ビットコインの価格によって変化するので、ビットコインの価格が高騰すれば、利益も上がり、ビットコインの価格が下落すれば利益が下がります。

仮想通貨のレンディングの取引所は海外と国内どっちがおすすめ？

取引所に国内と海外の会社があるように、レンディングにも国内の会社が行っているものと、海外の会社が行っているものがあります。

ここでは、それぞれどちらがおすすめなのかをご紹介いたします。

海外取引所がおすすめの方

海外取引所がおすすめの方は、英語でも問題ないという方、また、できるだけ年率の高いレンディングで利益を得たい方です。 海外取引所はリスクが高い、スキャムの可能性があるかもしれないと考えている方も多いかもしれません。

しかし、海外レンディング最大手のBlockFIは、5000万ドルの資金調達も成功しており、破綻の可能性は低いと言えますし、信頼性も高いです。 国内取引所より年率の海外取引所でレンディングを行う際にはbybitからの送金がおすすめです。

国内取引所がおすすめの方

レンディング海外最大手BlockFIでも日本語には対応していません。 そのため、海外取引所でレンディングを行う場合は、多くが英語で記載されている取引所になります。

日本語対応がある方が良いという方には、国内取引所でのレンディングをおすすめします。

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海外取引所での仮想通貨レンディングの実施方法(Bybit編)

結論から言うと、仮想通貨レンディングで効果的に利益を狙うなら海外取引所がおすすめです。

ここではBybitでのレンディング方法を確認していきましょう。 たったの4ステップで完了するので、手早く準備を進めましょう。

ステップ①Bybitに登録する

Bybitのアカウントを持っていない場合、アカウント作成から開始します。 Bybitの公式サイトにアクセスし、メールアドレスもしくは電話番号とパスワードを登録しましょう。

「アカウントを作成する」ボタンを押すとメールもしくはメッセージで6桁の暗証番号が届きます。暗証番号を認証画面に入力すれば、Bybitの口座開設は完了です。

ステップ② 国内取引所で日本円で仮想通貨を購入

Bybitなどの海外取引所では日本円が利用できません。 仮想通貨を持っていないとレンディングはできないため、国内取引所で日本円から仮想通貨を購入する必要があります。

Bybitの登録に加えて、国内取引所の登録も必要になるため、注意しておきましょう。

ステップ③購入した仮想通貨をBybitに送金

国内取引所で仮想通貨を購入したら、仮想通貨をBybitに送金します。

Bybitのトップページ上部を「資産→現物」とクリックし、入金を選択します。 国内取引所で購入した仮想通貨を選択したうえで、ウォレットアドレスや入金タグを入力し、「暗号資産の送金」をクリックすれば送金は完了します。

ステップ④送金した仮想通貨でレンディングする

Bybit口座に仮想通貨の入金が完了したら、以下の流れでレンディングを行います。

Bybitでのレンディングはスマホアプリからのみ可能なので、アプリのインストールもしておきましょう。

アプリのホーム画面から「その他→レンディング」の順にクリック

Bybitのアプリのインストールが完了したら、レンディングの手続きを始めましょう。 アプリのトップ画面にはレンディングの表示がないため、「その他」を選択し次の画面に進みます。

その他を開くと、画面中央付近「取引」項目内の「レンディング」をクリックして開きましょう。

国内取引所から入金した仮想通貨を選択

レンディングページで国内の仮想通貨取引所で購入した仮想通貨を選択します。 ここではUSDTを購入したと仮定し、入金をクリックします。

利用可能範囲内で、貸し出し額を決定し入力

入金額に応じた利用可能額内で数量を入力しましょう。 「全て」を押せば入金額全額が自動で入力されます。

レンディング契約に同意したうえで、「入金」をクリック

入金額の入力が完了したら、レンディング契約書に目を通します。 同意したうえでチェックボックスをクリックし、最後に入金ボタンをクリックして、Bybitでのレンディングは完了です。

仮想通貨レンディング対応の取引所【海外編】

仮想通貨レンディングを提供しているプラットフォームをご紹介していきます。

【海外】仮想通貨レンディング取引所殿堂入り Bybit

Bybitでは2023年5月にBybitレンディングがローンチされました。 現在、機関投資家を対象にした以下2つの製品があります。

両者を比較した表がこちらです。

製品名	機関レンディング: 5倍　レバレッジ (現物)	機関レンディング: 5倍　レバレッジ (現物およびデリバティブ)
借り入れ可能資産	USDTおよびUSDC	USDT と USDC
最大借入額	現物アカウントの担保資産× 4	[(現物アカウントの担保資産 + デリバティブアカウントのUSDT資産− ボーナス) × 4]
最低要請借入額	1,000,000 USDT	1,000,000 USDT
担保資産	現物アカウント（メインアカウントおよびサブアカウント）で対応している証拠金コイン	現物アカウント（メインアカウントおよびサブアカウント）で対応している証拠金コイン
ローン期間	1～12か月	1～6か月
返済方法	①返済期日において返済　②期限後の返済 ③強制決済がトリガーとなる返済　④繰上げ返済	①返済期日において返済　②支払遅延分 ③強制決済がトリガーとなる返済　④早期返済

また、Bybitでのレンディングには以下のようなメリットがあります。

Bybitレンディングのローンチにあたり、限定キャンペーンの展開予定もあるので、今のうちにBybitの口座を開設して、Bybitレンディングを試しててみましょう。

【海外】仮想通貨レンディング取引所①dydx

dydxは2021年9月に新規上場した分散型取引所です。 金利の支払いが数秒ごとに発生する上、最低貸出量の制限や拘束期間もないため、高速かつ低コストな取引が可能です。

トラブルが起きて損失が出た際の保険として、利息の5％は貯めておかれるため、万が一の際にも安心できます。

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【海外】仮想通貨レンディング取引所②Aqru

Aqroは7%から12%とかなり高い金利を提供しています。

現在、注目を集めており、今登録すると10USDT無料で取引できます。 シンプルで分かりやすいアプリを提供しているため、初めて海外取引所でレンディングする場合はAqroを強くおすすめします。

【海外】仮想通貨レンディング取引所③Nexo

80万人のユーザーを抱えている取引所がNexoです。 最高で年率は10%と非常に高く、利用者が急増しています。 運営会社は、実績と技術を持ち合わせており、とても信頼を得ています。

ビットコインをはじめ、アルトコインのレンディングが可能です。

アプリも利用が可能で、デザインはとてもシンプルで見やすいですね。 ぜひ、利用してみてください。

【海外】仮想通貨レンディング取引所④Bitfinex

ビットフィネックスは、取引所として日本でも知名度があります。 ビットフィネックスでは、レンディングサービスを利用することができ、取り扱い通貨も豊富に取り扱っています。

【海外】仮想通貨レンディング取引所⑥SALT

レンディング取引所のSALTは、ビットコインをはじめ、イーサリアム、DASH、LiteCoin、Dogecoinなどを取り扱っています。

年率は5.95%からに設定されてます。 レンディンングは、3ヶ月から12ヶ月を選ぶことができます。

【海外】仮想通貨レンディング取引所⑦BITFRONT

BITFRONTは、LINEが展開している海外取引所です。 2020年に、新しくレンディングサービスを開始しました。年率は最高で12.0%ととても高く設定されてます。

テザー（USDT）、ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）、ビットコインキャッシュ（BCH）を入金することで利益を得ることができます。

仮想通貨レンディング対応の取引所【国内編】

ここでは、国内のレンディングができる取引所をご紹介いたします。 国内には、コインチェックとGMOコインでレンディングを行うことができます。

【国内】仮想通貨レンディング取引所①Coincheck（コインチェック）

コインチェックでは、最大年率5%でレンディングを行うことができます。 最低期間は、14日間からになっており、最大で１年間です。

コインチェックの口座を持っている方は、どなたでも申し込みをすることで、レンディングをスタートすることができます。 コインチェックでは、ビットコインをはじめ、イーサリアム、リップル、ファクトムなどでレンディングを行うことができます。

【国内】仮想通貨レンディング取引所②GMOコイン​

GMOコインでは、最大年率3%でレンディングを行うことができます。 GMOコインでは、コースによって年率を定めており、1ヶ月単位では年率1％でレンディングを行うことができます。年率3%では、3ヶ月単位でのレンディングとなります。

ビットコインをはじめ、アルトコインでのレンディングも可能ですが、退出可能な金額が最低10万円相当からに設定されている点に注意が必要です。

仮想通貨レンディングに関するよくある質問

レンディングについて、よく質問される共通する項目をここでは、ご紹介いたします。 ここで疑問を解消して、レンディングを身近なものにしましょう。

いくらからレンディングできるの？

レンディングにはいくらから可能なのでしょうか？

国内取引所のコインチェックでは最低1万円相当の仮想通貨からレンディングを行えます。最低金額は取引所によって異なりますのでよく確認しましょう。

レンディングでどれくらい稼げる？

まとまった利益を得たい場合は、ある程度の資金を用意してレンディングを行うことがおすすめです。

仮想通貨のレンディングは年率が高いので、日本円で100万円に相当するBTCのレンディングを行うと年間最大で５％のBTCが増えます。

レンディングの利益は課税対象？

レンディングの利益は、課税対象です。 レンディグで得た利益は、雑所得に区分されます。

海外と国内取引所のレンディングの違いは？

海外と国内取引所のレンディングの違いは、大きく分けて2つあります。 国内の平均年率は、1~3％に対して海外の取引所では5%~からの年率が平均になります。

日本語への対応も比較する際のポイントになります。 英語でレンディングを行うのが不安な方は、国内のレンディングか日本語対応に優れた海外取引所のレンディングサービスをおすすめします。

仮想通貨レンディングで注意したいポイント5つ

仮想通貨のレンディング（貸仮想通貨）は必ず貸し出しができるわけではありません。 それぞれの仮想通貨取引所での審査があるため、対象外となると貸し出しができないこともあります。

その他、以下の5つのポイントに注意しましょう。

取引所が破綻する可能性に注意

あまり多くのケースはありませんが、デメリットでも前述したように、取引所が経営破綻する場合があります。

仮想通貨を貸し出していた取引所が破綻すると、貸し出し中の仮想通貨が戻ってこないという可能性もあります。 このような事態を避けるため、Bybitのような大手の仮想通貨取引所を利用しましょう。

また、年率に囚われすぎず取引実績が豊富で歴史の長い取引所を選ぶことも、リスクを低く抑えるために重要なポイントです。

貸し出した通貨以外での受け取りは不可

取引所に貸した仮想通貨を受け取るときには、貸し出した通貨以外の通貨で受け取ることはできません。 つまり、ビットコイン（BTC）を貸し出した場合に受け取れるのはビットコイン（BTC）のみとなります。

貸し出した時期にはビットコインで取引をしていたけれど、価値が下がったなどの理由や、イーサリアム（ETH）を主軸に運用しているからイーサリアム（ETH）での受け取りを希望したいなどはできません。

レンディングに税金がかかる

仮想通貨・株への投資と同様に、レンディングでの利益にも税金がかかるため注意しましょう。

仮想通貨のレンディングで得た利益は雑所得として扱われます。 貸し出していた通貨が返却され利子を受け取ったタイミングで税金が発生します。 時価は受け取った時のものです。

必要以上に入金しない

レンディングに限った話ではなく、必要以上に仮想通貨取引所に送金しないことが重要です。万が一、取引所が倒産するなどして出金できなくなった際に資産全額を預けていた場合、すべての資産を失う可能性もあります。

仮想通貨投資に慣れていない方は、生活資金を確保したうえで余裕資金でチャレンジしてみるとよいでしょう。

第三者評価の低い海外取引所を利用しない

海外取引所の中には、資産を盗んだり悪用したりする取引所もあります。

レンディングに限らず、仮想通貨取引を行う場合には、取引所の詳細や口コミの情報収集を欠かさないようにし、少しでも不審な点があればその取引所は利用しない心がけが大切です。 心配な方は、本記事で紹介している大手の海外取引所を選びましょう。

仮想通貨レンディングまとめ

仮想通貨レンディング（貸仮想通貨）の仕組みや、始め方ついて理解いただけましたでしょうか。 レンディングは、まだ馴染みがないために、疑問を持っている方もいるかもしれませんね。

しかし、レンディングはリスク選好型の要素が強い仮想通貨投資の中で安定して利益を出すことができるので資産形成を目指す初心者から上級者までおすすめです。 日本の取引所でもレンディングサービスを行っていますが、海外取引所の方が年率が格段に良いです。

まずは、年率の低い日本レンディングサービスを利用して、慣れてきたらBybitなどの年率の高い海外取引所のレンディングをおすすめします。