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- MetaMaskのユーザーが過去6ヶ月間で500%増加
- DeFiとNFTの活況が成長を後押ししている
- 上記サービスの基軸であるイーサリアムも好調を維持
MetaMaskの利用者が500%成長中
MetaMaskは、イーサリアムベースの暗号通貨ウォレットです。
2020年10月に100万人だったアクティブユーザーが、今月500万人を突破しました。
MetaMaskとは?基礎知識
MetaMaskは、トークンの鍵を保存できるウォレットを介して、イーサリアムのブロックチェーン上にある分散型アプリケーション(dapps)とのやりとりを可能にするブラウザ拡張機能とモバイルアプリを提供しています。
MetaMaskサイドは「過去6カ月間で経験した500%の成長は、DeFiとNFTの市場成長によってもたらされた」との見解を示しています。
NFTによるデジタルグッズのマーケットプレイスや、Uniswapのような暗号通貨を仲間と直接交換できる分散型取引所まで、さまざまなプラットフォームのハブとして機能しています。
NFTは、Non-fungible tokenの略で、所有権の契約として機能するユニークなデジタルトークンのこと。
一般的にはデジタルアートやバーチャルなコレクターズアイテム、さらにはMP3などをトークンして管理できます。
分散型金融(DeFi )は、 イーサリアムをベースにした構築されたプロトコルやプラットフォームを用いた、銀行やブローカーを介さない金融サービスの総称です。
CompoundやMakerDAOなどのDeFiプロトコルが、暗号通貨の貸し借りで利息を得ようとする人たちのスポットとなりつつあります。
データサイト「DappRadar」によると、1月から3月までのNFTの取引量は15億ドルに達しました。
MetaMaskは、「オンチェーンデータは、NFTがEthereumのエコシステム全体でユーザーに広く受け入れられていることを明確に示しています。実際、NFTへのアクセスは現在、MetaMaskにとってスワップに次いで2番目に人気のあるユースケースとなっています。」とも述べています。
MetaMaskは今後どう展開する?
インド、インドネシア、ナイジェリア、ベトナムなどの発展途上国で導入が進んでいることも、MetaMaskの成長を後押ししている要因です。
こうした発展途上国での採用が増えていることについて「これらの人々は、補助的な収入を得るため、あるいは長期的な投資を行うためにMetaMaskを利用するケースが増えています。多くの人々は、地元の銀行システムにアクセスできないため、貯蓄口座として機能する代替技術を必要としています」と述べています。
MetaMaskが新しい市場に参入し続けることができれば、次の500万人のユーザーをより早く獲得することができるかもしれません。
参照記事 DeFi, NFT Booms Send MetaMask Past 5 Million Active Users