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- エルサルバドルで採択されたビットコイン法に国際金融基金(IMF)が反応
- ビットコイン法に対し「経済的・法的」な懸念を示す
- Facebookのリブラが国際経済の圧力に屈した過去を想起する声も
- BTC相場は下降トレンドを継続、重要な局面が近づく
国際金融基金(IMF)はエルサルバドルの決定に懸念を示す
仮想通貨を法定通貨として認める、世界で初めて国家となったエルサルバドル。
2021年6月11日に予定されている、同国の国家元首ネイブ・ブケレ氏と国際金融基金(IMF)と会談は難航が予想されています。
ロイターの報道によると、IMFのスポークスマンであるジェリー・ライス氏は次のように述べています。
ビットコインを法定通貨として採用することは、非常に慎重な分析を必要とする多くのマクロ経済、金融、法律上の問題を引き起こす。
我々はその動向を注視しており、当局との協議を続けていく。
ライス氏は、暗号資産は規制レベルでのリスクになりうると付け加えました。
IMFとエルサルバドル首相、会談の詳細は?
IMFとエルサルバドル首相の会談はIMF協定の第4条に基づいて行われます。
この条文でIMFは、加盟国と二国間の年次協議を行えると規定されています。
協議は以下の内容を予定しています。
- エルサルバドル政府からIMFへの経済・財務データ提供
- 経済情勢やビットコイン法などの金融政策についての協議
ライス氏は、「経済ガバナンスを強化するための政策」が会議の議題になると述べています。
ビットコインがエルサルバドルの経済的・社会的成長を支援する
エルサルバドルの大統領が述べたように、この法案は国内に資本を呼び込み、金融とイノベーションの中枢にすることを目的としています。
鉱山会社や取引所など、すでに多くの企業が同国への進出に関心を示しています。
政府のデータによると、同国の人口の約70%は伝統的な金融システムの外で活動している状況。
その中でビットコインは、一般市民が基本的な商品の支払いや、第三者を介さない送金・貯蓄口座として利用されています。
この法律はそうした状況を生きる国民の支援を主な目的としています。
BC Technology Groupの創設者であるデイブ・チャップマン氏は、エルサルバドルの方針をFacebookのマーク・ザッカーバーグが牽引するリブラプロジェクトと比較し次のように語りました。
「IMFがナイーブ・ブケレに手を差し伸べるやり方は、中央銀行や規制当局が、マーク・ザッカーバーグが伝統的な決済や送金ビジネスを完全に崩壊させることを示唆したときに、膝を打って攻撃したことを思い出させます。
それは避けられないことです。」
Facebookによる独自の仮想通貨「リブラ」の発行計画が国際的な反発を受け、最終的にプロジェクトを停止した過去を想起させると語っています。
未だ鈍いBTC相場の反応
2021年6月11日時点でBTCは36,668ドルで取引されており、全体的に下降トレンドが続いています。
短期的には、40,000ドルが今後のトレンドを左右する重要な境界になっていると見えます。
このレジスタンスをうわ抜けなければ、下降トレンドが継続すると予想できます。
BTC-CHART
リップルちゃんのざっくりまとめ
参照記事 IMF Concerned About El Salavador’s Bitcoin Law Due To “Legal And Economic Issues”