あかねさん
こうきさん
バイナンスには、ストップリミットという注文方法があります。
ストップリミットでは自身で価格設定が行えるため、方法を理解すれば取引の幅が広がります。
本記事では、バイナンスのストップリミット注文の方法やメリット・デメリット、注文時のポイントを詳しく解説します。
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- バイナンスでは、ストップリミット注文ができる
- ストップリミット注文とは、取引で得られる利益や損失の価格を自身で設定して行う注文方法のこと
- ストップリミット注文は、現物取引と先物取引で行える
- ストップリミット注文を行えば、利益と損失のコントロールができる
- ストップリミット注文は、設定する価格を見誤ると約定されないため注意が必要
- バイビットもストップリミット注文が可能なため、移行におすすめ
Binance(バイナンス)ストップリミットとは
ストップリミットとは、取引で得られる利益や損失の価格を自身で設定して行う注文方法のことを指します。
ストップリミットは、以下2つの注文方法を組み合わせたものです。
- 指値注文
- ストップロス注文
指値(さしね)注文とは、買いまたは売りの価格を指定して注文することをいいます。
買い注文の場合は、市場価格が指値価格以下になったときに約定します。
売り注文の場合は、市場価格が指値価格以上になったときに約定します。
ストップロス注文とは、損失を最小限に抑えるために価格を指定して注文することをいいます。
市場の価格が指定した価格まで下落した場合、その時点で取引が確定します。
ストップリミット注文では、ストップ価格に該当します。
ストップリミットでは、ストップ価格と指値価格の2つを指定します。
ストップリミット注文(買い)
例えば、とある仮想通貨の現在価格が10万円で、12万円を超えれば上昇トレンドに入ると予想しているとします。
上昇トレンドに入った後に高すぎる金額では購入したくないため、14万円以下で購入したいと考えています。
そのため、ストップ価格12万円、指値価格14万で注文を行いました。
この場合、市場価格が12万円に達した時に、14万円の指値注文が行われます。
12万円を超えた時に注文が殺到し、ストップリミット注文が約定する前に価格が高騰して14万円を超えてしまった場合は約定しません。
このように上昇トレンドに転じてから、安い金額で購入したい場合などにストップリミット注文を使います。
ストップリミット注文(売り)
例えば、とある仮想通貨を10万円で購入し、現在価格は12万円とします。
損失を防ぐために11万円まで下がったら売却したいと考えています。
そのため、ストップ価格を11万円、指値価格を10万円でストップリミット注文を行いました。
この場合、市場価格が11万円に達した時に10万円の指値注文が行われます。
このように売却時には利益を狙いつつ損失を抑えるために使われます。
Binance(バイナンス)ストップリミット注文方法
ストップリミットは、2つの取引で注文できます。
- 現物取引
- 先物取引
それぞれの注文方法を解説します。
現物取引での注文方法
メニューの「トレード」より「現物」を選択します。
取引画面より「ストップリミット」を選択します。
「ストップ」「指値」「金額」に注文する数値を入力します。
全ての入力が完了したら「BTC 購入」または「売却BTC」を押します。
ボタン押下で現物取引のストップリミット注文の終了です。
先物取引での注文方法
メニューの「デリバディブ」より「USDS-M 先物」または「COIN-M 先物」を選択します。
取引画面より「ストップリミット」を選択します。
「ストップ価格」「価格」「合計額」に注文する数値を入力します。
全ての入力が完了したら「購入 / ロング」または「売却 / ショート」を押します。
ボタン押下で先物取引のストップリミット注文の終了です。
Binance(バイナンス)ストップリミット注文のメリット
ストップリミットのメリットは、以下の2点です。
- 得られる利益を自身で設定できる
- 損失のリスクをコントロールできる
得られる利益を設定できる
通常の取引では、市場の価格をチェックしなければ利益を得ることができません。
しかし、ストップリミットは注文の価格を自身で設定するため、計画的に利益を得ることが可能です。
価格をチェックしなくても計画的に利益を得られることは、ストップリミットの魅力といえるでしょう。
損失のリスクを管理できる
ストップリミットは売りの注文も可能なため、損失を防ぐこともできます。
ストップリミットは、レバレッジ取引などのリスク管理が必要な取引と併用することでより安全に資産管理ができます。
Binance(バイナンス)ストップリミット注文のデメリット
ストップリミットのデメリットは以下の通りです。
約定しない可能性がある
ストップリミット注文は、設定したストップ価格や指値価格を満たさない限り取引が実行されません。
場合によっては、注文が行われたものの約定しないことがあるため、価格の設定は慎重に行いましょう。
Binance(バイナンス)でストップリミットを注文するときのポイント
ストップリミット注文を行う際のポイントは、以下の2点です。
- 取引を行う仮想通貨の流動性や価格変動を調べる
- テクニカル分析を利用する
取引を行う仮想通貨の流動性や価格変動を調べる
前述で解説した通り、ストップリミットの取引を行うためには、適切な価格設定が必要です。
適切な価格設定を行うためには、取引を行う仮想通貨の取引市場の流動性や価格変動を事前に調べる必要があります。
流動性や価格変動は、取引する仮想通貨のチャートを確認すると分かります。
流動性が高い場合は、価格の上下が緩やかで、相場が安定しています。
価格変動が高い場合は、チャートのグラフがどちらか一方に大きく傾き、相場も変動しています。
流動性や価格変動を事前に調べ、確実に利益が出るように設定しましょう。
テクニカル分析を利用する
ストップリミット注文の価格を設定するときにチャートを見てテクニカル分析をすることをおすすめします。
チャートを分析することで、価格動向を予測することです。
例えば、過去にプラスの変動があった際の最高価格を線で結んでレジスタンスラインを作成します。
レジスタンスラインのすぐ上の価格にストップリミットを買い注文で設定すれば、利益が最大になると予測できます。
同様に、過去にマイナスの変動があった際の最低価格を線で結んでサポートラインを作成します。
サポートラインのすぐ下の価格にストップリミットを売り注文で設定すれば、損失を防ぐことが可能であると予測できます。
テクニカル分析を利用し、ストップリミット注文の価格設定を効率的に行いましょう。
Binance(バイナンス)ストップリミット注文の利用時の注意
ストップリミットを注文する際の注意点は、以下の2点です。
- ストップと指値に価格差をつける
- 取引が成立しやすい価格を指定する
ストップ価格と指値価格に差をつける
ストップ価格と指値価格の間隔が狭い場合、市場価格が少し変動するだけで取引が成立します。
その場合、自分の思った利益や損失の管理ができません。
自身の取引スタイルに合わせるために、ストップ価格と指値価格に差をつけましょう。
取引が成立しやすい価格を指定する
設定した指値価格がストップ価格と差が大きい場合など、約定しないケースもあります。
その間、機会損失となる可能性があるため、注意が必要です。
Binance(バイナンス)の他の注文方法
バイナンスには、ストップリミット注文に関連する注文方法が他にもあります。
他の注文方法は以下の3点です。
- 指値注文
- ストップロス注文
- OCO注文
指値注文とは
指値注文とは、買いまたは売りの価格を設定して注文することをいいます。
買い注文の場合は、設定した価格が市場価格以下の場合に約定します。
売り注文の場合は、設定した価格が市場価格以下の場合に約定します。
また、指値注文には有効期限があり、最大90日間です。
ストップロス注文とは
ストップロス注文とは、指定した価格に達した場合に指定価格で実行される注文のことです。
そのためストップロス注文は、損失を防ぐために利用します。
例えば、仮想通貨を10万円で購入した時点から市場価格が14万円に上昇したとします。
下落での損失を防ぐために、取引価格を15万円にし、12万円のストップロスを設定します。
上記ストップロスを設定した場合、12万円になった時点で清算されます。
損失が大きくならないためにも、ストップロス注文を利用するとよいでしょう。
OCO注文とは
OCO注文とは、指値注文とストップリミット注文の2つを同時に設定できる注文方法のことです。
OCO注文を利用すれば、利益と損失を同時に管理できます。
例えば、指値注文を市場価格よりも高値の買い注文で設定します。
次に、ストップリミット注文を損失がでない価格で売り注文に設定します。
このようにすれば、市場価格がどちらに傾いても利益と損失を管理できます。
ただし、取引が成立するのはどちらか一方の注文だけです。
不成立になった注文はキャンセルされるため注意が必要です。
まとめ:Binance(バイナンス)ストップリミット注文
- バイナンスは2022年11月30日から日本人の新規口座開設を停止
- 今日現在出金は可能だが、早めの資金移動がおすすめ
- バイナンスでは、ストップリミット注文ができる
- ストップリミット注文とは、取引で得られる利益や損失の価格を自身で設定して行う注文方法のこと
- ストップリミット注文は、現物取引と先物取引で行える
- ストップリミット注文を行えば、利益と損失のコントロールができる
- ストップリミット注文は、設定する価格を見誤ると約定されないため注意が必要
- バイビットもストップリミット注文が可能なため、移行におすすめ
バイナンスではストップリミット注文ができます。
ストップリミット注文を利用することで、取引で得られる利益や損失を自身でコントロールできます。
ただし、注文の設定を見誤ると約定されないため注意が必要です。
バイナンスのストップリミット注文を利用し、自身で利益や損益をコントロールすることで取引を優位に進めましょう。